トーマス・D・ジョーンズ

トーマス・D・ジョーンズ博士は、NASAのベテラン宇宙飛行士、科学者、作家、パイロット、講演者。NASAに11年以上勤務し、スペースシャトルによる地球周回軌道ミッションに4回搭乗。2001年、ジョーンズ博士は国際宇宙ステーションの目玉であるアメリカン・デスティニー実験室を設置するため、3回の宇宙遊泳を指揮した。彼は53日間を宇宙で働き、生活したことになる。

空軍士官学校の特別卒業生であるトムは、B-52D戦略爆撃機のパイロットを務め、アリゾナ大学で惑星科学の博士号を取得し、NASAで小惑星とロボット探査ミッションを研究し、CIAで情報収集システムを設計した。

宇宙、航空、歴史に関する著書7冊。Sky Walking：An Astronaut's Memoir』はウォール・ストリート・ジャーナル紙の「宇宙に関する本ベスト5」に選ばれた。最新作は2023年にスミソニアン・ブックスから出版される『Space Shuttle Stories』。

ジョーンズ博士の受賞歴には、NASA殊勲賞、4つのNASAスペース・フライト・メダル、NASAエクセプショナル・サービス賞、NASAアウトスタンディング・リーダーシップ・メダル、NASAエクセプショナル・パブリック・サービス賞、ファイ・ベータ・カッパ、空軍表彰メダル、ディスティングイッシュト・イーグル・スカウトなどがある。小惑星1082トム・ジョーンズは、彼に敬意を表して命名された。2018年、トムは米国宇宙飛行士の殿堂入りを果たした。

NASA諮問委員会、宇宙探検家協会、宇宙飛行士記念財団の理事を歴任。将来の有人宇宙探査の方向性、小惑星や宇宙資源の利用、惑星防衛などについてコンサルティングを行っている。講演家としても活躍し、科学や宇宙飛行に関する専門的な解説をオンエアすることも多い。